首洗池
寿永2年(1183)、倶利伽羅の戦いで敗走した平家軍と木曽義仲の軍が戦った源平の古戦場にある小さな池です。
この戦いに老武者 斎藤実盛は手塚太郎光盛の呼びかけに応じて切りあい、とうとう討ちとられました。 しかし名を名乗らなかったので誰の首かわかりませんでした。 光盛の友人、樋口次郎兼光はそれが実盛であると直感しましたが、黒い髪を不思議に思い、首を洗ってみると、白髪の実盛があらわれました。
その首を洗ったのといわれるのが首洗池です。 実盛は、義仲の幼少の頃の命の恩人であることから、実盛の首を抱えてさめざめと涙したと言われています。その像が池のほとりにあります。
この様子を松尾芭蕉は「むざんやな甲の下のきりぎりす」と詠みました。
基本情報
- 住所
- 石川県加賀市柴山町63の69番地
- 電話番号
- 0761-72-7892 (加賀市産業振興部環境課)
- アクセス
- 加賀温泉駅から加賀周遊バス キャンバス海まわり → 8 手塚山公園首洗い池バス停からすぐ
加賀温泉駅から加賀周遊バス キャンバス小松空港線 → 8 手塚山公園首洗い池バス停からすぐ
加賀温泉駅から北鉄加賀バス 温泉片山津線(1番のりば) → 雪の科学館前バス停から約250m
加賀温泉駅から約5.3km
北陸自動車道 片山津ICから約2.5km
北陸自動車道 加賀ICから約13.0km - 駐車場
- 乗用車 約20台