九谷のカタチ 酒器 ~ 九谷焼窯跡展示館 ~
令和6年度冬期企画展
絵付けと並び器胎成形にも卓越した技をみせた再興九谷・江沼諸窯。今回は酒にまつわる器を中心に展示します。
酒は先史時代から人類が口にしていた飲み物です。古代シュメール文明の粘土板にはビールに関する記載があり、古代エジプト文明でも、ワインやビールが嗜まれていました。古代中国・殷時代の青銅器も、その多くは酒器です。勿論日本でも古くから酒は人々とともにありました。お正月の御屠蘇や結婚式の三三九度のような儀礼・祝祭の場でも飲まれるものから、日々の生活の中で飲まれるものまで、まさにそれは私たちの民族性や文化と深く結びついた存在と言えるでしょう。
それ故に、その酒を容れる器にも様々な創意工夫がなされてきました。茶を飲む器が茶道の中で「茶器」として使用される特別な器となったように、酒に関する「酒器」も、「食器」とは異なる特別なものと考えられてきました。
「酒」という字の部首である「酉」は十二支の「とり」を表しますが、元来は酒ツボの象形。酒や発行に関する文字にみられるのはその為です。酒という飲み物とは切っても切れない「酒器」。今回展示の、再興九谷・江沼諸窯の陶工達による作品にほろ酔い気分になっていただくのも、また、ご一興かと・・・。
(九谷焼窯跡展示館 公式サイトより転載)
基本情報
- 開催期間
- 2025年1月22日(水)~4月14日(月)※火曜定休日
- 開催時間
- 9:00~17:00(最終入館16:30)
- 開催場所
- 九谷焼窯跡展示館
- 住所
- 石川県加賀市加賀市山代温泉19-101番地9
- 電話番号
- 0761-77-0020
- 入場料
- 一般350円/75歳以上170円/団体(20名以上)290円/高校生以下無料/障がいのある方(証明提示)無料※介助を要する場合は付添人1名まで無料
- 休業日
- 火曜日(祝日は開館)
※年末年始
開館 - アクセス
- 加賀温泉駅から北鉄加賀バス 温泉山中線(2番のりば) → 山代温泉東口バス停から約400m
加賀温泉駅から加賀周遊バス キャンバス山まわり → 23 九谷焼窯跡展示館バス停から約100m
加賀温泉駅から約4.5km
北陸自動車道 片山津ICから約10.8km
北陸自動車道 加賀ICから約8.2km - 駐車場
- 乗用車 30台
大型バス 3台
道路を挟んだ向かい側にある木村駐車場を利用(無料) - 公式サイト
- 関連資料